発毛サイクルの「休止期」を維持する因子が発見された
発毛サイクルの休止期の維持に「FGF18」が重要な役割を果していると、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)のバイオメディカル研究部門が発表した。
産総研では、皮膚細胞におけるFGF18の遺伝子をノックアウトしたマウスを作成して、野生型マウスと毛の成長を比較したところ、FGF18遺伝子ノックアウトマウスの方が明らかに毛の休止期が短くなっていたことから、FGF18遺伝子が毛包幹細胞における毛の休止期の維持に関わっていることがわかった。
今後は、ヒトの毛髪関連疾患とFGF18の関係を解析する等の研究を続けていき、脱毛症などの診断や治療、創薬や、毛包幹細胞を利用した再生医療へ繋げていきたいという。
今回はマウスによる研究であるが、ヒトの毛包幹細胞におけるFGF18遺伝子が休止期に関わると解明され、さらにFGF18の抑制が可能になれば、毛の休止期の期間を短くして毛の成長頻度をあげらるようになるかもしれない。
Journal of Investigative Dermatology
“Hair Cycle Resting Phase Is Regulated by Cyclic Epithelial FGF18 Signaling”
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独立行政法人産業技術総合研究所
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